私は、「薬局薬剤師として薬剤師の職能拡大に貢献したい」、「DI業務や人材育成など店舗業務以外の業務にもチャレンジしたい」、「住み慣れた地域で働きたい」、そんな想いを持って就職活動をしていました。
田辺薬局は、東京と神奈川を中心にドミナント展開をしており、転居を伴う異動の心配がなく、社員一人ひとりの想いを大切にしてくれる会社だと感じたため、入社を決めました。

これまで山下公園店、横浜平沼店、湘南台西店、三ッ沢南店の特色の異なる4つの店舗を経験しました。
最初の配属先である山下公園店は精神科がメインの店舗でした。ここで様々なタイプの患者さまと接したことで、患者さまとの接し方の基本を身につけることができました。
横浜平沼店では施設在宅業務を担当しました。施設や往診クリニックと連携しながら、薬剤師として何ができるかを考え、施設スタッフへの指導や処方変更の提案などをすることは、外来業務とは異なるやりがいがありました。
湘南台西店は小児科の処方を多く受けていました。湘南台西店に配属されるまではほとんど小児科の処方を受けたことがなかったので、ここでの経験は今も役立っています。
三ッ沢南店は新規開局の店舗だったので、開局1年後に厚生局による個別指導の対象となりました。管理薬剤師として、店舗のスタッフと協力しながら保険調剤を理解した店舗運営を行い個別指導を乗り越えたことは、とても貴重な経験になりました。

また、『研修担当として、薬剤師業務の質的向上に貢献したい』という想いで入社3年目からチーム活動に参加しています。
初めのうちは、研修を受けた側としての感想や意見を伝えたり、研修当日のサポートをしたりしながら、研修を作る側の考えを学びました。
その後、当時欠けていた医薬品情報に関する講義を企画するなど、私なりに薬剤師業務の質的向上に必要なことを考え、提案してきました。
2022年4月からは臨床薬学グループ所属となり、入社1年目・2年目の薬剤師を対象とした研修の企画・運営を任されています。

私が担当している研修の対象者は、田辺薬局の未来を担う新人薬剤師たちです。自分が企画・運営した研修次第で「田辺薬局の未来が決まる」くらいの心構えで仕事をしています。

これからの薬局薬剤師に何が必要かを考え、伝えていくことにとてもやりがいを感じますし、研修を受けた新人薬剤師たちが、研修で学んだことを現場で実践し、活躍しているという報告を聞くと、もっと頑張ろうという気持ちになります。